多くの人が株式会社で働いています。
従業員って何なのか？
会社で働くってどういうことなのか？
こんな疑問を解決します。
株式会社は株式を資本に事業を行う団体
会社は会社員にとっては給料がもらえるところです。
会社は経営者にとっては株式の価値が上がれば会社に投資した人たちが儲かるところです。
お互いが事業を通して社会に貢献することを目的としています。
給料が上がらないのは決して会社の経営だけが悪いわけではなく、景気に対する会社の事業内容によっても変わります。
２０２０年でいえば、コロナ関連
２０２２年はロシアのウクライナ侵攻など
世界から輸入、輸出していることで材料高騰などの影響もありました。
会社が止まると倒産したりして給料ももらえなくなりますし、経済も止まりますのでだいたいの会社は止まれません。
株式会社の種類
株式会社といっても様々な業種があります。
どんな会社があるでしょうか？
８つに大きく分かれています。
- 通信・ネット・コンテンツ・広告
- サービス
- 社会インフラ・エネルギー
- 健康・美・食
- 素材・半導体・部品
- 電気・機械
- 金融
- 流通・商社
さらに細かく分野に分かれます。
1.通信・ネット・コンテンツ・広告
通信を通して便利な世の中を作る仕事
- 通信
- ITサービス・コンサルティング
- ネットビジネス
- 専用サイト・アプリ
- ゲーム
- サイバーセキュリティ
- 音楽
- テレビ
- 広告
2.サービス
人に対しての解決を行う仕事
- 高齢者・障碍者(しょうがいしゃ)サービス
- 教育・保育サービス
- 人材サービス
- 婚礼・葬祭サービス
- 警備
- 個人向けサービス
- 企業・店舗向けサービス
- レジャー施設
- ホテル
- 旅行代理店
3.社会インフラ・エネルギー
形あるものやエネルギーなど社会が永続するための仕事
- 空運
- 海運
- 鉄道
- 陸運・高速道路
- 国際物流・倉庫
- 不動産
- 建設・プラント
- 戸建住宅
- マンション
- 住宅用設備機器・リフォーム
- 電力・ガス
- 電力設備・機器・電線
- 次世代燃料
- 水ビジネス
- 再生可能エネルギー
- リチウムイオン電池
4.健康・美・食
食料や健康を届ける仕事
- 医療用医薬品
- ジェネリック医薬品
- 医療・医薬品周辺ビジネス
- 一般用医薬品
- 化粧品・トイレタリー
- 医療機器
- 飲料・タバコ
- フィットネスクラブ・美容室
- 農業ビジネス
- 調味料・食用油・精製糖
- 食肉加工・水産物・冷凍食品・乳製品
- 即席めん・製粉・パン・パスタ・製菓
5.素材・半導体・部品
社会インフラをするために必要な材料・機械を届ける仕事
- 鉄鋼
- 非鉄金属
- 化学
- 製紙・パルプ
- 繊維
- セメント
- ガラス
- タイヤ・ゴム
- 電子部品
- 半導体
- 自動車部品
- 工作機械・産業用ロボット
- 精密・計測・制御機器
- 造船重機
- 航空機・宇宙産業
- 鉄道車両
- 建設・鉱山・農業機械
- トラック・バス
- 二輪車
6.電気・機械
現代の身近な便利を作る仕事
- スマートフォン
- 液晶テレビ・有機EL
- パソコン・タブレット
- 生活(白物)家電
- 文具・事務用品
- 人工知能(AI)・サービスロボット
7.金融
お金を流通・運用させる仕事
- 生保・損保
- 証券
- 金融サービス
- 暗号資産・キャッシュレス決済
- リース・レンタル
- 地方銀行
- ネット銀行
- 中堅銀行
8.流通・商社
最終的に消費者に商品を届ける仕事
総合商社は海外でのエネルギー開発や事業に投資する仕事
- 通信・訪問販売
- コンビニ
- スーパー
- 地域・食品スーパー
- ショッピングセンター
- 家具
- 百貨店
- ドラッグストア・調剤薬局
- 家電量販店
- ホームセンター・カー用品
- 靴・メガネ
- スポーツ用品
- 100円ショップ
- ディスカウントショップ
- リユース販売
- 中古車・新車販売
- 雑貨
- バッグ・宝飾品
- 衣料品
- 高級ブランド
- 専門商社
- 総合商社
たくさんの業種があり社会を支えあっています。
自分が働かなくても影響はないと思うでしょうが、そのような考えの人が多いほど経済の成長は伸び悩みます。
総務省統計局２０２３年３月分の労働力調査によると、
就業者の人口は１５歳以上の１億１０１２万人中６６９９万人(自営業・家族従業員６２５万人含む)とのことです。
日本の経済は１億１千万人の６７００万人の労働で賄われています。(他には外国人労働者、輸入などもあるが）
自分がやりたいことをすれば良い
こんなにたくさんの業種があることがわかりました。
まとめると株式会社に共通することは、
- どの業種であれ働く意味は誰かの役に立つ、解決して社会貢献を目的とする。
- 会社は組織で事業を行うので、社会的責任を負っている。
- 雇用者(従業員)は会社の社会的責任の範囲があるので、会社のルール(規則)を守る必要がある。
- 業種によって利益率などもあるので平均給料が違う。(つらい≠給料が高い)
自分の能力や経験を踏まえて好きな業種や給料が高い業種で働くのも良いと思いますし、できるだけ自分の都合が優遇されるのであればそのような業種を選んで働くのも良いと思います。
株式会社はこのような仕組みだからということさえ理解すれば、働くことの意味や給料が上がらないといった考え方に納得できるのではないでしょうか？
参考書
