米国市場振り返り2021年11月22から26日

ブログ投資を始めてそろそろ1年が経過しようとしていますが、毎週の米国市場を振り返っていこうと思います。

もくじ

11.22月曜日の米国市場の出来事

今週のスタートはFRB議長の任命ということでパウエル氏続投か?

で始まりました。

結果はパウエル氏が2期目の任命ということで市場がハト派寄りのブレイナード氏ではなくドルの買いも進み113円台から114円台まで進みました。

いまのところドルが買われ円がどんどん弱くなっていきますね。

ダウは+0.05%

ナスダックは-1.26%

S&Pは-0.32%

10年債利回りは+5.79%

で終わりました。

11.24日PCE(個人消費支出)の結果

今週の経済指標は個人消費支出と新築住宅販売件数がありました。

個人消費支出(PCE) とは?

米国商務省経済分析局が発表する米国における個人の所得と消費について調査した景気関連の経済指標のこと。

引用:Yahooファイナンスより

個人消費支出とは?

耐久財は自動車や家電製品等、非耐久財は食品や衣料等、サービス支出は旅行外食等3つから構成される。

引用:Yahooファイナンスより

個人消費支出はインフレ度を見る指標ですので重要視されています。

新築販売件数は住宅に使われる素材を始め販売件数が多いということは素材も多く使われるため景気の指標となっています。

2021/10月分の発表

予想結果
個人消費支出(PCEデフレーター) 前年同月比5.1%5.0%
個人消費支出(PCEコア・デフレーター、除く食品・エネルギー) 前月比  0.4%0.4%
個人消費支出(PCEコア・デフレーター、除く食品・エネルギー)  前年同月比  3.6%4.1%↗
10月個人消費支出

PCE・・・Personal Consumption Expenditure

デフレーター・・・国内で生産された財とサービスの水準になる物価指数で(名目GDP÷実質GDP)であらわす

名目GDP・・・生産されたものの物価の価値を付けたもの

実質GDP・・・物価の変動を引いて生産されたもの

10月もFRBが目指す2%を大きく超える高いインフレになっています。

物価が急上昇しすぎても株価への懸念が強まるので需要と供給のバランスが大事なんだと感じますね。

新築住宅販売件数

予想結果
10月新築住宅販売件数(年率換算件数)80万件74.5万件
10月新築住宅販売件数 (前月比)0%0.4%
新築住宅販売件数10月

住宅販売件数はサプライチェーン(資材・素材等の物流が追い付かない)の影響もあってか販売件数は予想より伸び悩みました。

BARRON’Sによると”債券市場は連邦準備制度が予想よりも早く金利を引き上げなければならなを示唆しており、それが株式市場に打撃を与える可能性があります”と述べています。

23日に発表されたFRB議事録は”中央銀行のメンバーがインフレが高いままである場合、以前に予想されたよりも早く金利を引き上げる準備ができていることを示しています。”となっているのでインフレが続く場合にはテーパリング完了前に早期利上げがあるかもしれません。

実際に今週はハイテク銘柄は売りになり割安銘柄への流入が見られます。

しかし、決算銘柄で好調だったものは一度は売られてもまた戻ってきています。

11.26日(金曜日)の米国市場の出来事

今最後の市場はコロナウィルス懸念で下落から始まりました。

コロナウィルス懸念の影響は全世界に及んでいるので米国市場に限らず下落しました。

これからのクリスマス商戦に影響して再びコロナ禍の巣ごもり需要、ヘルスケア、ワクチンが上昇し

リスクオフからドルの利確売りもあり10年債利回りが低下し資金は株式から債券の流れになりました。

大型テック系、金融系は下落です。

また、原油もコロナ懸念で再び逆戻りになりました。

米国の中ではインフレの高止まりに対するテーパリングの終了時期や利上げの時期の前倒しが焦点になっています。

今週の株価指数

今週の株価指数の振り返りです。

25日は休場でしたのでそのままです。

まとめ

今週は好決算銘柄は良かったものの全体的にまちまちでした。

そして最後に悪いニュースということで指数は下落で終了しました。

普段からボラティリティの激しい銘柄は特に注意しながら相場を見ていきたいと思います。

それでは、また来週~

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