米国株投資を始めたばかりです。
株はどこで取引されているの?
米国株で重要な株価指数が知りたいです。
米国株にはたくさんの企業があり上場しています。
上場先もニューヨーク証券取引所、ナスダックなどあり取り扱う銘柄やジャンルがあります。
この記事では米国株投資を始めたばかりの人がわかるように主要な証券取引所、株価指数、指数の計算方法についての基礎知識を解説しています。
これからの投資知識として役立てていただければ幸いです。
筆者も最初はわかりませんでした。
なので最初はわからなくても大丈夫です。
少しづつ覚えていきましょう。
- 米国株を取引きする2つの証券所の解説
- 米国株投資で重要な5つの指数を解説
株の取引きを行う証券取引所はニューヨーク証券取引所とナスダックの2つです
よくニュースでも出てくるので聞いたことあると思います。
米国で最も有名で取引が多い証券取引場です。
ニューヨーク証券取引所(NYSE) | NASDAQ(ナスダック) | |
---|---|---|
概要 | 歴史があり世界最大の証券取引所 | 全米証券協会が開設。ハイテク関連、バイオ関連新興企業が多い |
設立 | 1817年 | 1971年 |
合計時価総額 | 約26兆ドル(2021年) | 約18兆ドル(2021年) |
上場企業数 | 約2800 | 約3000 |
代表銘柄 | バークシャー・ハサウェイ コカ・コーラ P&G ジョンソン&ジョンソン スリーエム キャタピラー マクドナルド ETF(NYSE Arca) | アルファベット アップル フェイスブック アマゾン マイクロソフト テスラ エヌディビア ペイパル アドビ |
聞いたことある企業ばかりですね。
時価総額が大きすぎてピンときません。
ポイント:
ニューヨーク証券取引所は主にニューヨークダウに入っている銘柄(ナスダック銘柄もある)をはじめとするさまざまな業種の銘柄が多く入っています。
ナスダックは比較的あたらしい企業で構成されています。
ジャンルとしてハイテクノロジー(通信・半導体・ソフトウエア)やバイオ関連の銘柄が多く入っています。
覚えておきたい4つの株価指数とVIX指数
証券取引所が2つあるのですが、それぞれに米国を代表する株価指数が設けられていています。
そして2つの証券取引所銘柄から時価総額の大きい銘柄を選んだ指数などがあります。
よくニュースで出てくるダウとかナスダックとかのことですね。
1.ニューヨークダウ株価指数
ダウ・ジョーンズ社が採用する株価指数です。
ダウ式平均株価指数であらわしています。
採用基準にあてはまる米国を代表する企業を組み入れています。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)が中心ですがナスダックの銘柄(7銘柄)組み入れられています。
・ダウ工業株30種平均(ニューヨーク・ダウ)
米国を代表するさまざまな業種の銘柄30種の株価の合計を銘柄数と除数で数値処理して割った指数。
他に
・ダウ輸送株20種平均
・ダウ公共株15種平均
・ダウ総合65種平均
といったジャンル分けがあります。
2.ナスダック総合指数
ナスダックは上場している企業3000以上の全銘柄を対象とする時価総額加重平均で指数を表しています。
ナスダック100指数はナスダックの金融セクターを除いた上位100銘柄です。
ETF(株式の詰め合わせ)のQQQはナスダック100指数に連動したハイテク・IT銘柄中心のETFになっています。
1971年2月5日の終値114.12を基準の「100」ポイントを基準としてとして計算しています。
3.S&P500種指数
S&Pはスタンダード・プアーズ社がニューヨークダウ(NYSE)とナスダックの企業の中から代表的な500社の時価総額平均荷重で算出されている指数です。
(アルファベットのように銘柄が2つのものがあるので銘柄は500以上)
浮動株が多いのも特徴で取引の流動性が良く、ほかに米国企業の株価指数であることを意図しています。
米国の上場企業時価総額上位500社の集まった指数ということですね
また、組み入れ銘柄も業種の分散が効いているので、多くのETFなどのベンチマークとして使われています。
1941年~1943年3回の年末終値の平均を基準値「10」ポイントとしています。
1991年から2021年の30年間で330から4012ポイントとなり暴落しても右肩上がりで12倍程度上がってきています。
S&P500種指数(大型株)
他に
S&P100(500の中のさらに100の超大型株)
S&P400(中型株)
S&P600(小型株)
S&P1500(小・中・大型株)
などの指数があります。
4.ラッセル指数
1984年ラッセルインベストメント社が開発したニューヨーク証券取引所の時価総額上位3000で構成される指数です。
時価総額平均荷重で計算されます。1986年の終値を基準値「135」としています。
もっとも投資家に使われるのは上位1001~3000までの小型株の指数を表すラッセル2000です。
目的は倒産の確立が高い小型株は景気に敏感で値動きが大きいことから、下落すると暴落の予兆として投資家からは見られています。
小型株は暴落に敏感だから小型株に連動した指数のラッセル2000は
景気を見る指標になっているんですね。
ラッセル1000・・・時価総額上位1000
ラッセル2000・・・時価総額上位1001~3000
ラッセル3000・・・時価総額上位3000
ラッセル2000の指数は景気のシグナルですね
5.VIX指数
株価に直接関係した指数ではないですが、S&P500を対象としたボラティリティ(株価の変動幅)指数です。
シカゴ オプション取引所が今後30日のS&P500の変動を予想VIX指数という投資家心理の恐怖指数として発表しています。。
20を超えると警戒です。
指数÷3.464で予想変動範囲を計算します。
(例)20÷3.464=5.77%
株価の変動幅 5.77%
これから先ののS&P500変動を予想し指数であらわしています
株価指数の算出方法
株価指数を算出する方法は2種類です。
指数の計算は2種類あるんだね
指数を計算するわけではないですが、相場を知るために計算方法を知っておくといいです。
株価平均型株価指数
組み入れ銘柄の株価指数を除数で除算(÷)して算出する指数です。
2種類あるがダウ平均株価はダウ式平均株価で計算されています。
単純平均・・・組み入れ銘柄÷銘柄数
計算が単純であるが、株式分割や併合時の株価の増減で単純平均に影響が出ます。
ダウ式平均株価
ニュースとかで聞いたことありますよ
アメリカのさまざまな業種の代表的な銘柄を選出して、株価平均型株価指数であらわします。
・ダウ工業株30種平均(ニューヨーク・ダウ)
ダウ式平均株価・・・単純平均に加えて株式分割・併合時の株売数の増減時に除数の数値処理を行い算出します。
他にも
・ダウ輸送株20種平均
・ダウ公共株15種平均
・ダウ総合65種平均
があります。
ニューヨークダウは意外とシンプルに計算された指数ですよね
時価総額加重平均型株価指数
組み入れ銘柄の時価総額を基準の時価総額(基準値)で除算(÷)であらわす指数です。
浮動株と呼ばれる市場で売買される株を時価総額とする浮動株基準の指数を採用しています。
(考え方としては時価総額=浮動株、売買されない固定株は含まれない)
浮動株の時価総額を基準値で除算(÷)した指数です
時価総額加重平均型株価指数
・ナスダック100指数
・ナスダック総合指数
・S&P500種指数
・ラッセル2000指数
・ラッセル3000指数
に採用されています。
株価の取引所と所属している企業を把握して投資をしよう
米国株を買うには
- ニューヨーク証券取引所
- ナスダック
のふたつの大きな証券取引所で売買されます。
株価指数には
- ニューヨーク・ダウ
- ナスダック総合指数
- S&P500種指数
- ラッセル2000指数
- 他にVIX指数にも注目
の大事な5つの指数があります。
指数の計算には
- ダウ式平均株価指数
- 株式時価総額加重平均株価指数
を用いて計算します。
覚えておくとこれからの投資活動に役に立ちますのでぜひ覚えてみてくださいね。
以上です。
ご覧いただきありがとうございました。