2023年は米国市場は利上げによるインフレも落ち着き、景気が減速になるかはたまた急激な景気後退に入ろうかという局面を迎えての年初になっています。
ドルも日銀の利上げから円高に進みましたが、年末に1ドル131円前後で耐えていますね。
そんな中今年はどんな投資をすればいいのか?難しいところではありますが、逆業績相場ということで考えていきたいと思います。
世界の経済は後退のサイクルに突入
現状は米国株が利上げ中でインフレの高止まりから徐々にインフレが落ち着くのではと予想されています。
あくまで世間のアナリストなどの考えですのですべてを鵜呑みにしてはいけませんが、おおかた大衆の多くの意見は同じでしょう。なので、流れだけは知っておいてもいいのかなと思います。
景気にはローテーションがあり今は景気が悪い時に向かいつつあるということを知っていればよいと思います。
景気の判断は総務省など省庁から発表される経済指数などでFRBが判断するので経済指標を見るのがいいと思います。
大事なのは、自分が仕事をしながらどれくらい市場をチェックできるか?というところにかかってくると思います。
暴落局面で、景気敏感株や小型成長株を底値で買うという方法もあるし、暴落をよそ眼に連続増配株を買い、配当を得ながら仕事に集中するという方法もあります。
逆業績に強いセクター、弱いセクターは?
景気がいい時は投資も成長株にどんどん資金が流れます。
逆に景気が悪い時は自己資本や確立されたビジネスモデルがある企業に資金が流れます。
では、逆業績相場に比較的強いのはどんな業種でしょうか?
1位 | エネルギー | 約+40% |
2位 | 公共 | 約-2.5% |
3位 | 生活必需品 | 約-5.4% |
4位 | 素材 | 約-8.9% |
5位 | ヘルスケア | 約-9.9% |
6位 | 資本財 | 約-10.9% |
7位 | 金融 | -13% |
8位 | 不動産 | 約-29% |
9位 | 情報技術 | 約-34% |
10位 | 一般消費財 | 約-37% |
11位 | 通信サービス | 約-40% |
エネルギーはロシアのウクライナ侵攻などもあり世界的にロシア産以外のエネルギー需要が高まりました。
やはり、利上げの影響が少ないのは公共インフラ系、ヘルスケアといえそうです。
素材に関しては原材料の高騰を価格転嫁しているためか、そこまでの下落がないようです。
以外に、金利の利上げの影響から金融が良い気もしますがそうでもなかったようですね。
また、家賃もまだまだ高く収益が出そうな不動産も結構な下落となっています。
これらを踏まえたうえで、暴落の情報技術を底値買い(まだ下がるかもですが)するのか?
無難に下げにくいセクターの配当投資をするのか?
という悩みが出そうです。
2023年の投資手法
私の2023年の投資は、積み立て投資信託に加えて個別株は連続増配銘柄になると思います。
理由は
- 利上げによる業績悪化からの株安の底がわからない
- 投資信託は下落してもドルコストで長期積み立てのため景気でどうのこうのやらない
- 株<債券の構図で配当株は買い増しのチャンス
- 短期で上がる銘柄がわからないので、配当で着実に資金を増やしたい
- 仕事しながら突然の暴落に対応できない
といったことが挙げられます。
人それぞれ環境が違うので自分はどのような環境なのか確認して投資を行うことをお勧めします。
絶対行わなければならないというものでもないですしね。
これから、時間を見つけておすすめ企業を公開できればと思います。
まとめ
2023年投資を始めるには
- 利上げの影響が出るのでとりあえず上がることは考えにくい
- 景気後退でドルが安くなるかも、日銀利上げで円が高くなるかも
- 景気後退に入るのは下半期以降か?
- 仕事で時間が取れない投資家は下落幅の低いセクター、その中でも時価の大きく連続増配銘柄が無難
- 四半期の決算後は買い時かも
ざっくりですが、未来のことなど誰もわかりません。
大事なのは自分の許容の時間でどれだけ向き合えるか?
です。
大衆心理にかられると痛い目に合うかもしれませんので、自分のルールをもって熱くなりすぎずに取り組むことを忘れないようにしたいものです。(自戒を込めて)
それでは、良い1年になりますように。