実際に取り組んだ【日商簿記3級】の合格までの取り組みを徹底解説

悩んでいる人

今人気の簿記の資格が欲しい!けど、試験って難しいの?簡単な勉強法とかありますか?

簿記とは会社のお金の流れを見ることが出来る資格です。

経理というお仕事で役に立ちます。

また、個人で経営される方は確定申告などでの帳簿を作る時にも役立ちます。


転職、スキルアップ、個人経営などあなたの目指すところで知識が活かせるように合格を目指しましょう。

新しい資格取得は緊張しますよね
筆者がやったときの勉強法や参考時間を解説します


本記事の内容
  • 簿記試験3級の難易度は?用意するものは?

  • 実際に行った合格までの計画と勉強方法

  • 独学で行き詰ったときの解決法








もくじ

経理でも資産形成でも簿記3級の内容はビジネスの基礎です

簿記の基本画像

日商簿記試験は3級で年間24万人程(日本商工会議所調べ)が受けているメジャーな試験です。

難しいのもあると思いますが合格率は3級でも50%程度となっていて合格率があまりよくありません。

158回 最新の結果は合格率地域にもよりますが20~40%、平均すると30%前後となっています。
出題範囲が変更になったとはいえとても難易度が上がった結果となりました


しかし勉強の計画とやり方を意識してやれば合格率も格段に上がります。

この記事では合格までの実際にやった取り組み方の内容を書いています。

これから3級取得を目指している方は合格までの取り組みについてわかるようになるはずです。

資格を取れば事務のお仕事にもつけますし、勉強するだけでも簿記の知識が付き会社四季報が読めるようになります。

プライベートでも簿記の知識があるとお金の内訳がわかるようになり節約上手になります。(特に資産と負債、費用と収益)

このようにお金の勉強は人生と切っても切れない関係にあります。

日商簿記検定とは日本商工会議所で主催されている試験



試験日は2月、6月、11月の3回あり1回の受験者数は2級で約5万人、3級で約8万人です。

受験方法はペーパー試験と、最近では2.3級はネット試験を受けられるところもあります。(各商工会議所にお問い合わせください)

1級~3級まであり、その中でも3級は

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。

基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

引用:日本商工会議所

と記載されています。

→日本商工会議所

経理の就職に必要な資格


経理の仕事に就職したい方には有利な資格です。


経理のお仕事をしていない人でも資格の有無よりも資産形成するうえで収入と支出の管理や投資するときに見る企業の資産や財務状況を見て判断するのに必要というわけです。

資格に関しては1級(税理士試験受験資格を得られる)と2級(企業で本格的な経理の仕事ができる)と3級(商業高校などで取る)と分類されています。



投資で言えば会社情報をみたり、自分で言えば節約するために自分の収入と支出を把握するための必要な知識です。



実際の簿記3級の合格率は50%前後です

困っている人

思っているより合格率が低いなあ


筆記試験の場合試験時間は2時間で問題数は5問です。1問は選択、2問は穴埋め、3問は精算表作成、4問は穴埋め、5問は財務諸表(損益計算、貸借対照表)といったような感じでだいたいパターンが決まっています。

2021年から変更
  • コロナ対策として試験時間を9:00開始と11:00開始の2回に分けています。

  • 試験時間が120分から60分になりました。

  • ネット試験同様、問題数が5問から3問になりました。


2020年度と2021年度の出題区分表を比較し、2級・3級については出題範囲が拡大して新たに学習する項目が追加されていないことから、2021年度に施行する試験は2020年度出題区分表に基づいて作成された教材等を活用した学習で対応可能であることを申し添えます。

引用:日本商工会議所WEBサイト




2021年から試験時間が半分になりますが、出題される範囲が変わるわけではないのでしっかり学習しましょう。


そのうちの70%(70点)以上が合格になります。

3級は受験資格もないので年齢も幅広く学生から大人まで幅広いです。地域によっても違いますがだいたい50%前後の合格率となっています。(2人受けたら1人は合格)

157回は67%と合格率が過去より高くなりました。



勉強しないと難しいですが、勉強すればだれでも十分に勝機はあります。

簿記3級の勉強方法はテキストとYOUTUBEを併用する

簿記の基本画像

誰しもが短い期間で楽して確実に合格したいですよね?

僕が合格できたやり方を紹介します。

参考にしてもらえばと思います。



3級は独学でやる人が多いですが、オンラインセミナーという選択肢もあります。
自分に合った選択をしましょう。


独学で勉強法はテキストメインで2ヶ月程度あれば合格できます

筆者のように独学で知識ゼロから始めるとしても目安としては2ヶ月あれば大丈夫かと思います。

普段から勉強する習慣がある人や学生の方は1ヶ月計画的にやれば十分と思います。

しかし、ここで言いたいのは誰しもがこの期間で合格できるとは限らないということです。

逆に言えば知識ゼロでもしっかり猛勉強すれば1ヶ月あれば合格できる人もいます。


・問題理解力があり計算が得意な人・・・勉強時間50時間未満、期間1日~半月


・勉強の習慣がある人(例)学生、普段から勉強する社会人・・・50時間以上~150時間未満、1ヶ月~2ヶ月

   
知識ゼロからの挑戦の人 (例)普段から字を読まない(問題理解できない)、計算苦手・・・150時間~200時間以上、2ヶ月以上

筆者の実際の取り組みです。
普段勉強しない知識ゼロからやったので、2ヶ月前からやりました。
所要時間は150時間~160時間といったところです。

スクロールできます
勉強期間2ヶ月
勉強時間朝活か夜活(週8時間)、土、日曜日10時間 150時間程度
勉強スタイル朝か夜2~3時間、土、日曜日8時間、他隙間時間の時は過去問
情報源テキスト1000円程度、問題集1000円程度、サポートはYOUTUBE
勉強期間と必要な情報源


実際に使ったテキストと電卓です。





このテキストはキャラクターがついているので漫画みたいでわかりやすくなっていますので勉強しやすかったですよ。

電卓は安くて有能なカシオのMW-C20CでOKでした。

独学に必要なものはこれだけです。

誰もが最初からわからないと思います。

筆者も最初からわからないことが多くて大変でした。

わかろうとするところから始まります。


勉強の手順と配点

STEP
テキストを3周見て簿記が何をしているのか、やるべき簿記の仕事を確認する。

簿記の仕事はどよのうなことをしなければいけないか知っておくことが重要です。また、聞きなれない言葉や用語がたくさん出てきます。メモなどを取って用語を思い出せるようにして覚えましょう。

STEP
仕訳について理解する



基本の重要ポイントです。仕訳をたくさんやって完璧にしましょう。
仕訳を完璧にやるには「資産・負債・純資産」と「収益・費用・利益」を理解することです。

何回も言いますが仕訳がとても重要です。

STEP
試算表の作成

試算表は合計と残高と合計残高と3つあります。どの試算表を作成するのか問題文をしっかり読んで作りましょう。
ポイントは計算しやすいように字をきれい、丁寧に書きましょう。

時間がかかるので確実に計算しつつ時間との戦いです。

買掛け→買×
売掛け→売×
当座預金→当座
繰越利益剰余金→くりこし
など、省略して書くことで時間短縮になります。
文字の省略で時間を削って計算を確実にしましょう。

STEP
財務諸表(損益計算書、貸借対照表)

1年の決算です。


出てきやすい問題は


1.現金の過不足計算

2.仕訳間違いの相殺

3.貸倒れ引当金の計算

4.仕入れの今季繰り越しと仕入れの期末残高の計算をして売上原価を求めるもの

5.備品や資産の減価償却

6.家賃の前受、前払い、利息の未収、未払い

などです。



これらを計算して損益計算書と貸借対照表に書きます。

仕訳が出来ればできますので、あとは過去問題をやっていろいろなパターンに対応できるようにしましょう。

ここで分からないということは仕訳がわかっていないということです。

また仕訳に戻って理解しましょう。

早く覚えたい気持ちもわかりますが、仕訳をおろそかにするとあとまで苦労します。
筆者はどんどん進めてしまったのですが、あとから仕訳の重要さに気づいて苦労しました。

。最短で行くならここまでは完璧にしておけば今までの傾向なら大丈夫でしょう。

STEP
他に覚えておきたいことは


試験が5問から3問に変わったとはいえ、出題範囲に変わりはありません。

筆者が苦労したのは、商品有高帳などの書き方や保険料と前払い保険料などの総勘定元帳の穴埋め問題ですので、やっておいた方がよいと思います。


最低限の知識として


1.帳簿への記入

2.伝票→仕訳日計表→総勘定元帳への転記

3.決算後の帳簿の締め切りや翌期の再振替


は理解しておきたいところです。

テキストだけでわからなくても大丈夫です。
YOUTUBEで解き方もやっているのでどのように考えて問題を解いているのかわかります。

簿記の動画はたくさんありますので自分がわかりやすい動画を見て勉強しましょう。




コツ

・勉強した記憶を思いだそうとすると脳が活性化されます。思い出せるようになると忘れにくくなります。

・簿記は仕訳ができれば80点は取れると思うくらいに仕訳が大切です。仕訳と電卓での計算の手際の良さが重要です。

・テキストだけでなく動画も積極的に取り入れて勉強しましょう。

自分がいつも間違えるところを知りましょう

仕訳は確実にできるようにして精算表と財務諸表(損益計算書、貸借対照表)も配点が高いのでパターンをよく学習しましょう



実際に解らなかったとき、行き詰ったときの解決策です

資産形成のグラフ

実際にわからなくなった時の解決策を紹介します。

テキストが何を言っているのか理解できない時は?

YOUTUBEでたくさん動画がありますので自分がわかりやすい動画を見てを徹底的に勉強しましょう。

桁が多くて計算が難しい時は?

計算時の仕訳で1000と書かないで1,000と書くようにしたり位を揃えて見やすることで計算しやすくなります。
仕訳の勘定は短くわかりやすいように数字は位を揃えて見やすいように字をきれいに書きましょう

問題文が解らない時は?

問題文を読んでいるとくどい言い回しだったりしているところもありますので、問題が絶対なので理解できるように過去問をたくさんやって慣れましょう。

集中できない時は?

家で集中できない時は図書館などの静かなところで勉強しましょう
何時間やったかより集中できるかです。


テキストはインプット
過去問題集はアウトプット
です。


どうしてもわからない人はオンライン講座という手もあります

どうしても自分ではわかる気がしないという方には最初からオンラインセミナー(通信講座)で学習もできます。

オンラインセミナーのメリット

・講師が解説してくれているので内容が充実している

・自分のわからないところをメールなどで質問できる

・無料お試しがあるところもある

オンラインセミナーのデメリット

・料金がかかる(月額1700円からもあるが、下は約4000円から上は40000円程度)

・通信環境に影響を受ける(パソコンがないと見づらい)



まとめ


3級の受験者数は24万人/年で合格者は50%です。

受験に必要なお金はテキスト2200円程度、受験料3500円程度、約計6000円程度です。

合格するには70点必要です。

必要な期間は一般的な人は1ヶ月~2ヶ月程度です。

必要な時間は一般的な人は100時間から150時間です。

合格するために最低限必要なのは「仕訳・試算表・財務諸表」です。

業務や生活に生かせるように暗記で覚えるより理解をして答えられるようにしましょう。

わからない時はYOUTUBEもみて参考にする。

わからない時は料金はかかるがオンラインセミナー(通信講座)という手もあります。



時間もお金も無駄にしないためにもしっかり勉強してスキルアップを目指してください。









受けようか迷っている方はこちらもご覧になってみてください。
⇒読めばなんでも挑戦できる自分になれるおすすめ書籍

簿記試験は3級で年間24万人程度が受けているメジャーな試験です。

これから就職や資産形成をしていく上で必要な知識になりますので計画的に取り組んで合格しましょう!




FPの資格についても解説あります。

気になる方はぜひトライしてみてください。

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